協力を呼び掛ける高木さん（左）と斎藤由美さん
葉山町内のいたるところに植えられている夏みかんの木。その由来や適切な維持管理、そして有効な活用方法を考えようと、町民有志が新たなプロジェクトを始めた。
「60年以上前に現在の上皇上皇后両陛下ご成婚の記念樹として町内に配られた夏みかん。葉山にしかない特別なものとして後世に引き継ぎたい」。以前からたわわに実った木がそのままになっている様子を見て気になっていたという、町在住のイタリア料理研究家・高木奈美さんらが中心となり、ともに東京五輪で英国チームの葉山滞在をサポートしたチームのメンバー有志が活動している。２０２４年に御用邸ができて１３０周年、25年には町政１００周年という大きな節目が続くなか、「当時を知る人の高齢化が進んでいる。行動するなら今しかないと思いました」と語る。
今後、自宅にある木の維持管理が難しい高齢者を手伝いや、果実を求めている町民とのマッチング、レシピ募集のほか、皮を使った手作り洗剤や石けんの作り方といった活用法を本にまとめて発信、後世に残していくことも考えているという。問い合わせは高木さん【携帯電話】０８０・３２０１・９１５４
エピソード募集
タウンニュース逗子葉山編集室では、葉山の夏みかんにまつわる皆さんのエピソードを募集しています。【電話】０４６・８５０・１２９０、【メール】zushi-hayama@townnews.co.jpまで情報をお寄せください。
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