逗子市在住の作曲家・石渡勝さんが地元を題材にした抒情詩「海風の街」を制作した。
これまで2千曲以上の作曲・編曲を手がけてきた石渡さん。近年、各地の「ご当地シンフォニー」を制作してほしいと依頼が続いたことをきっかけに、「自分の街の曲も作ろう」と3年半前に着手した。
住む人の安らかさや活気、未来への希望をテーマとして盛り込み、小坪地区に伝わる「いかとり唄」や「真白き富士の嶺」の変拍子バージョンを取り入れたのが特徴。自身が指揮・編曲をするなぎさマンドリンアンサンブルが今月開く定期演奏会で初披露する。
現在、逗子市民を中心に鎌倉や横浜などから通う30人のメンバーで毎週日曜に練習を積んでいる。先月、逗子小学校で行われた全体練習では、「爽やかで温かく、希望に満ちた曲。高く澄んだ音色が特徴のマンドリンの息の合った響きを届けたい」と会員たちは意気込んでいた。石渡さんは「逗子に感謝を込めて作った。多くの方に聞いていただき、感想をもらえたら」と話していた。
「なぎさマンドリンアンサンブル第6回定期演奏会」は1月23日(日)、逗子文化プラザなぎさホールで開催される。午後1時30分開場、2時開演。入場無料。曲目は「海風の街」のほか、イタリア民謡集や「パッフェルベルのカノン」、「鉄道員」ほか。
問い合わせは同会の大橋さん【携帯電話】090・8442・6158
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