ゼロエミッション逗子を立ち上げた 半田 志野さん 逗子市在住
より良い未来を逗子から
○…2050年までの二酸化炭素排出実質ゼロを目指し、市民として主体的に取り組もうと、「ゼロエミッション逗子」を立ち上げた。4月23日(土)には、この問題における日本の第一人者の研究者らを招いたセミナーを初めて開催する。「より良いまちの未来に向けて、市民の皆さんが自分事となる機会になったら」と笑顔で語る。
○…これまでアムネスティ・インターナショナルやピースウィンズ・ジャパンなどに勤め、難民支援や災害復興を後方からサポートする仕事に従事。現在は知識と経験を生かしてフリーで市民団体やNPOの設立・運営支援を行っている。逗子に引っ越してきたのは4年前。「ずしアートフェスティバル」がきっかけだった。当時は財政難によって市からの補助金がなくなり、市民有志が手弁当で開催を模索していた。「知り合いに教えてもらい、市民活動魂に火がついた」。当時住んでいた川崎市から月1回通ううちに、この地に住む人、そして風土に惹かれていた。
○…大きな組織の中で遠く離れた国の人たちに手を差し伸べる仕事をしていたなか、移住したことでふと立ち止まる機会にもなった。「まちの時間の流れやビーサン姿の人たちを見たとき、ここに住んで、残りの人生は地元のために何かしたいと思うようになった」と振り返る。アートフェスで個性豊かな仲間たちと出会ったことも背中を押した。
○…脱炭素対策には以前から関心を持ってたが、逗子にはそれを担う団体が少ないことに気付いた。「それなら自分たちでやろう」。思いを発信すると、多様なバックグラウンド持つ人たちが続々と集まった。メンバーの個性を生かしながら、より良い未来を創造していく。
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