スポーツ界におけるメンタル指導の啓蒙を行う 日高 靖夫さん 葉山町在住 47歳
スポーツの未来を明るく
○…メンタルコーチの知見をいかし、ジュニアアスリート向けの啓蒙活動を本格的に始めた。その第一弾として、オリジナルのノートとカードを製作。全国の子どもたちに届けている。「パワハラなどスポーツ指導の負の部分をなくし、子どもたちの笑顔やスポーツを愛する人が増えたら」と意気込んでいる。
○…九州の出身。小学生の頃からサッカーや野球に熱中した。サラリーマンを経験するもスポーツに関わる仕事を諦められず、ゴールドジムのパーソナルトレーナーに転身。10年間で5千人以上の指導を行い、チーフも務めた。2014年に独立。葉山でパーソナルジムを立ち上げ、美や健康をサポートしている。
○…カラダに関する知識や指導法を探求していくうちに、自然とココロの大切さに行き着いた。同時に、一流選手が精神面での不調で大会を欠場したり、依然としてパワハラなどがなくならない現状に危機感を抱いた。「スポーツは心技体が大切と言われながら、プロチームでもメンタルの専門家がいるチームはほとんどない。それならば将来を担う子どもたちへ種まきしようと考えた」。「メンタルコーチ」の資格を取得し、ともに学んだ仲間とともに一般社団法人を設立。お互いの才能を書いて送りあう「グリーンカード」を受け取った子どもが「先輩がこんな風に思ってくれていたなんて」と感激し涙したエピソードで、思いは確信に変わった。
○…上下関係や強引な精神論でおざなりにされていた「自分や他者と向き合い、繋がること」が起爆剤になると信じている。「近い将来、体調を整えるように、ココロも整えるのが当たり前の世界にしたい。スポーツをする人だけでなく、世の中全体が明るく楽しくなると思うんです」
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