一般社団法人「逗子葉山青年会議所」(逗子葉山JC)の第55代理事長に就任した 中村 達矢さん 逗子市山の根在住 39歳
JCの原点、突き詰めたい
○…20歳から40歳までの青年経済人から成る青年会議所(JC)。逗子葉山で15人のメンバーを束ねる、新年度のかじ取り役に就いた。掲げるスローガンは「Mission〜すべてはまちのため、未来のために」。そもそも自分たちの存在意義とは何か。突き詰めたとき、活動の全ては地域貢献に帰着するという、JCの原点にたどり着いた。「『何のため』に行動するか。それを追及していきたい」と言葉に力がこもる。
○…2年前、JCが主催した逗子海岸の未来を考えるシンポジウムに参加したのが入会のきっかけ。会社勤めから独立し、地域社会について真剣に考えるようになった時分だった。JCの第一印象は「皆本気なんだな」。個々の事業について侃々諤々(かんかんがくがく)、議論し合い、それらを形にしていく。年齢や肩書に関係なく地域のために心血を注ぐ姿を見て、自らも感化されていった。昨年度は地域開発委員会に所属し、様々なイベントを仲間と企画。子どもたちの国際交流を目的にした「池子の森で宝探し」では定員を大幅に上回る参加者を集め、ナイトウェーブと連動させたビーチキャンドルでは、市民を交えて約4500の明かりを点灯させるなど、成功の舞台裏を支えた。
○…池田通りに事業所を構える保険代理店「家計とほけん」の代表。8年前、生まれ育った横浜から逗子に移り住んだ。気に入っているのは、まちの程よいスケール感。自然豊かで子育てに適した住環境もさることながら、街を出歩けば多くの知人とすれ違う。人との距離感も心地よく、今では逗子が誇るべき「わがまち」と思えるようになった。
○…今年度、特に力を入れたいのがまちづくりに携わる当事者を一人でも増やすこと。中でも次代を担う青少年をいかに巻き込んでいけるかが、まちの未来を形作る上での鍵と考えている。いわば、まちづくりをするための「人づくり」。志新たに、JCのもう一つの原点を追い求めていく。
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