2016年11月から工事が行われていた神武寺トンネルで車両の通行が再開した。2月28日には開通式が行われ、平井竜一市長らが参加した。関係者は「地域住民の利便性向上に繋がれば」と期待を込める。
沼間5号神武寺トンネルは1966年、池子地区と沼間地区をつなぐトンネルとして、幅員6・8m、延長80・5mで開通した。
周辺住民のほか池子小学校などの生徒らが通学路としても使うなど、多くの利用者がいた。しかし、人同士がすれ違うのも難しいほど歩道が狭く、整備を要望する声が多数寄せられていたという。
工事は歩行者用通路を確保しながら進められ、歩道は0・6mから2mに、車道は1車線あたり2・4mから3・5mに拡幅。工事費は約8億8千万円だった。
2月28日には開通式が行われ、平井竜一市長は「ようやく広くてきれいなトンネルができた。周辺地域の方にはご迷惑をおかけしたが、市の大きな財産になった」とあいさつ。全国の慣例に従い、トンネルの銘板は市長が揮毫した。
照明の設置と道路復旧工事が残っており、工事の竣工は3月30日を予定している。それまでの間、午前9時から午後5時までは片側交互通行、夜間は全面通行が可能となる。
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