神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2018年3月23日 エリアトップへ

トモイクフェスティバルで講座「元タカラジェンヌから教わる!美しい所作」を開く 山田 奈津子さん 逗子市久木在住 35歳

公開:2018年3月23日

  • LINE
  • hatena

日本舞踊の可能性切り開く

 ○…元タカラジェンヌで日本舞踊の師範。そんな経歴を生かして、「はんな」の名前で伝統芸のエッセンスをカジュアルに学べる教室「和美道はんなや」を主宰している。これまでの受講者は幼稚園児から60代までと幅広い。「子どもに和の文化を伝えるのはもちろん、全身に意識を張り巡らせて体を動かすので、高齢の方のアンチエイジングにもピッタリなんですよ」と笑顔で語る。

 ○…川崎市出身。3歳でバレエ、5歳で日本舞踊を始め、高校1年の春に宝塚音楽学校へ入学した。2001年に念願の宝塚歌劇団へ入団。花組に所属し、6年間にわたりエリザベートやベルサイユのばら、ファントム(オペラ座の怪人)などに出演した。退団後は飲食店での勤務やOL生活を楽しんだ。

 ○…ただ、芸からきっぱりと離れたわけではなかった。この時期に改めて自分の根底となる日本舞踊を学び直し、師範の資格を取得。その後、芸能関係の仕事をこなしつつ、11年から自宅のリビングで教室を始めた。「実は堅苦しいものは嫌いなんです」と語るように海外のポップソングや映画、アニメのサントラを和楽器でアレンジした曲に合わせて踊ることもあるという。「美しさを追求する宝塚と女性を美しく見せる所作を日舞で学んだ自分だからこそできることがあるはず」。形式にとらわれない自由な発想とポジティブな姿勢が、自然と人を引き付ける。

 ○…プロセーラーである夫との結婚を機に4年前、逗子へ移り住んだ。3歳になる長男がいるが「子育てするにはぴったり」と豊かな自然や程よい街の規模が気に入っているようだ。仕事に子育てに忙しい日々を過ごすが、定期的に舞台を見るなど勉強は欠かさない。「将来、バレエやフラダンス、ヨガを習うように、多くの人が親しむようになれば」。敷居が高いと思われがちな日本舞踊の可能性を、自分なりの方法で切り開いていく。

逗子・葉山版の人物風土記最新6

志原 光徳さん

第54代逗子警察署長に就任した

志原 光徳さん

逗子市池子在住 58歳

4月12日

柳川 謙司さん

第75代葉山警察署長に3月19日付で就任した

柳川 謙司さん

横浜市在住 59歳

3月29日

大竹 則彦さん

葉山町制100周年PR大使に就任した「ミューシー」を生み出した

大竹 則彦さん

葉山町下山口在住 67歳

3月15日

後藤 慶幸さん

2月25日に開催された「Jazz in 鎌倉」の実行委員長を務めた

後藤 慶幸さん

逗子市在住 64歳

3月1日

平尾 香さん

リビエラ逗子マリーナ内レストランで自身の企画展が開かれている

平尾 香さん

逗子市新宿在住 51歳

2月16日

川野 恵子さん

クーリエ・ジャポン「2023年に世界のメディアが注目した日本人100人」に選ばれた

川野 恵子さん

逗子市出身 50歳

2月2日

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook