第62代逗子市議会議長に就任した 高野 毅さん 久木在住 45歳
風通しの良い議会目指す
○…当選5回で、これまで総務常任委員会委員長や副議長などを歴任してきた。今回が初めての議長就任となる。財政難や総合病院誘致など、逗子市の将来に大きくかかわる課題が噴出するなかで市議会のかじ取り役を担う。「議員の皆さんがそれぞれの意見を活発に交わすことができるように、下支えするのが一番の仕事。風通しの良い議会を目指したい」と意気込みを語る。
○…東京都出身。大学時代にウィンドサーフィンの楽しさに目覚め、逗子市内で下宿しながら海が中心の生活を送り、大学3・4年時には全国学生選手権で優勝。2年連続で五輪艇種の世界選手権日本代表メンバーに選出されるなど、トップクラスの実力者として活躍した。その後、セガ・エンタープライズに入社。6年間、サラリーマン生活を送った。
○…政治の世界を意識し始めたのは27歳の頃。「会社勤めで地域と接点が少なく、街を良くするアイデアがあっても、それをどこに言えばいいのかわからなかった」と当時を振り返る。思いを伝えた家族や同僚、学生時代の友人からは心配されたが信念は変わらず、29歳の時に逗子市議会議員選挙に出馬し初当選。以来、「市民の思いをカタチにするプロであれ」をモットーに活動している。特に印象に残っているものとして、議員提案で2006年に施行された「深夜花火規制条例」や、自身の経験をもとに提案し実現した「特定不妊治療費助成事業」を挙げる。
○…関東の議長が集まる会合に出席するなど、忙しい日々を送る。来月には市議会第2回定例会が開かれる予定だ。「生活と密接した課題を解決するのが我々の仕事。逗子をより良い街にできるよう、ひとつひとつの課題に全力で取り組んでいきたい」と前を見つめた。
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