神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
逗子・葉山版 公開:2015年5月29日 エリアトップへ

7月に市民交流センターで行われる絵本講座の講師を務める絵本作家 山本 省三さん 逗子市逗子在住 63歳

公開:2015年5月29日

  • LINE
  • hatena

人を楽しませてこそ

 ○…絵本作家としてデビューして約30年。父と子の”浴育”を描いた「おふろでぽっかぽか」や様々な生態のなぞに迫る「動物ふしぎ発見シリーズ」など、ユーモア溢れる作品を世に送り出し続けてきた。心温まるお話があれば、時には実話をもとに戦争の意義を問いかけるものなど、題材は実に様々。「一番大切なのは、読んだ後に『面白かった』と言ってもらうこと」。今もそれが原料力だ。

 ○…大学を卒業後、都内の薬用酒メーカーでコピーライターとして勤めた。絵本との出会いは、当時通っていた講座で外国の作品を目にしたのがきっかけ。「すごく綺麗で、絵本の世界に引き込まれた」と振り返る。その後、絵本作家の高橋宏幸氏のもとで学び、出版社主催のコンテストに応募したところ、処女作が入選。勢いそのまま会社を辞め、作家への転身を決意した。「1冊出したくらいで調子に乗るなと、先生には随分叱られた。今なら僕も同じことを言いますけどね」といたずらっぽく笑う。

 ○…昨年、文化プラザパートナーズが主催した絵本づくり講座で講師を務めた。人気作家が作品づくりのコツを教えてくれるとあって、定員の倍近い応募が寄せられるなど好評を博した。今年は大人向けと子ども向けの2本立てで、物語の作り方から製本の仕方までを伝授する。「絵本は人に楽しんでもらってこそ。作品の向こう側に思いが届くような描き方が伝えられたら」

 ○…地域のワークショップに出向くほか、子どもフェスティバルにも実行委として携わるなど、市民活動にも積極的に関わる。そうした繋がりから作品の着想を得ることも。「もしも宇宙でくらしたら」は知り合った宇宙建築の専門家の協力を得て、宇宙ステーションで暮らす小学生を描いた。逗子に越して早30数年。作品のアイデアはまだまだ眠っている。「逗子の自然を題材にした作品も書いてみたい。いつになるかはわかりませんが」とほほ笑んだ。

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

逗子・葉山版の人物風土記最新6

志原 光徳さん

第54代逗子警察署長に就任した

志原 光徳さん

逗子市池子在住 58歳

4月12日

柳川 謙司さん

第75代葉山警察署長に3月19日付で就任した

柳川 謙司さん

横浜市在住 59歳

3月29日

大竹 則彦さん

葉山町制100周年PR大使に就任した「ミューシー」を生み出した

大竹 則彦さん

葉山町下山口在住 67歳

3月15日

後藤 慶幸さん

2月25日に開催された「Jazz in 鎌倉」の実行委員長を務めた

後藤 慶幸さん

逗子市在住 64歳

3月1日

平尾 香さん

リビエラ逗子マリーナ内レストランで自身の企画展が開かれている

平尾 香さん

逗子市新宿在住 51歳

2月16日

川野 恵子さん

クーリエ・ジャポン「2023年に世界のメディアが注目した日本人100人」に選ばれた

川野 恵子さん

逗子市出身 50歳

2月2日

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

逗子・葉山版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

逗子・葉山版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook