亀岡八幡宮副総代で「社殿改築百年」実行委員会代表をつとめる 奥野 哲男さん 逗子市逗子在住 81歳
節目祝い 未来へつなぐ
○…逗子市役所の隣に位置し、「緑のオアシス」として地域住民に親しまれている亀岡八幡宮の副総代を務める。5月11日(土)に開催する「社殿改築百年」の実行委員会代表として、準備に奔走中だ。「商店街や日頃つながりのある方たちによる屋台や紙芝居、ライブなどを予定している。大人から子どもまで楽しめる一日になれば」と意気込みを語る。
○…逗子生まれ逗子育ちで、生家を離れたことはない。ただ、会社員時代はいわゆる「逗子都民」。市場調査を手掛ける会社に勤め、帰るのは夜遅くだった。地元で飲むことも少なく、「ずっと住んでいながら、街のことはあまり詳しくなかった」と振り返る。
○…趣味がトレッキングだったこともあり、定年後に街歩きを始めてから見方が変わった。「海岸はもちろん、桜山や神武寺、披露山など素晴らしい自然とそれを満喫できるハイキングコースがある。改めて素晴らしい環境だと思いました」。地域での活動に参加しはじめた頃、自治会の仲間に「神社で集まりがあるから行ってみないか」と誘われ、その場で氏子の一員に。「その時は何をするのかも良く分かっていなかったが、沢山の人と出会えて良かった」と笑いながら語る。
○…よほどの悪天候でない限り、ほとんど毎日神社へ。午後2時30分から4時まで境内の清掃や賽銭の管理などを行っている。「私が子どもの時、境内は遊び場という雰囲気ではなかった」と、親子連れで賑わう境内を見て感慨深げ。時代の変化に合わせ、地域とのつながりを育んできた先人たちが積み上げてきたものの大きさを実感している。「改元という大きな節目にも重なった。しっかりとお祝いをして、未来への一歩を踏み出したい」と前を見つめた。
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