(公社)神奈川県宅地建物取引業協会鎌倉支部の支部長に就任した 石川 惠さん 葉山町在住 56歳
「危機を好機に、新たな挑戦を」
○…鎌倉・逗子・葉山2市1町の不動産業者約200人が加盟する宅建協会鎌倉支部の支部長にこのほど就任した。会員へのサポートのほか、市民向けのイベントを開き、地域への寄付活動も行っている。「このコロナ禍で例年通りとはいかないが、これを機に新しい働き方を考えながら協会運営ができれば。不動産無料相談会は今も需要があるので、対策をしながら継続しています」
○…横浜市磯子区で生まれ、30年前に結婚。28歳の時、妻の実家でリフォーム業を営む逗子市の矢部住建(株)で働き始めた。建築業は人間関係を重視する人も多く、畑違いの新人が入っていくにはかなり苦労したという。「分からないことだらけで、どなられたこともあった。仕事の後、逗子マリーナのボウリング場でよくリフレッシュした」と振り返る。
○…24年前、先々を見据え、事業を展開することも必要だと、不動産業に参入した。「普通は他店で経験を積んでから始めるもの。うちはいきなり始めたから、当時は取引する業者さんに本当にお世話になった。兄からも昔から無鉄砲だと言われるけれど、やっぱりまずはやってみようと思ってしまう」と笑う。「地域の良いことも悪いこともよく知っているからこそ、顧客に親身になれる。それが地元の個人店の強み」と自信を持つ。
○…不動産フェアやチャリティー朗読会などのイベントが開催できない今は、協会や会員の店の魅力を地域に伝えるためにも情報発信が必要と考える。実は、転職前は百貨店の広報として、新商品や企画のPR、ドラマ撮影や取材の対応などを担当していた。「当時の経験を生かせる時が来た。数多く、良いタイミングで、良い情報を発信していきたい」と力強く語った。
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