次期衆院選神奈川4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)に、逗子市議会議員の高谷清彦氏(42)=写真=が、日本維新の会から出馬する意向を表明した。4区ではすでに現職や元職、新人の4人が名乗りをあげており、激戦は必至だ。 (8月24日起稿)
日本維新の会が8月18日、定例会見で高谷氏の4区支部長就任を発表。24日には、逗子市役所で記者団の囲み取材が行われた。
高谷氏は「打ち出していく政策面は現在詰めている最終段階」としつつ、自身が2人の子どもを育てる父であることを念頭に、「維新が掲げている教育無償化や低負担というのは、子育て世代の代弁者として強く訴えていきたい」と明言。コロナ禍における選挙戦については、「人もお金もない態勢。感染症対策のためにも、事務所を構えて人を集めるようなことはしない」とし、簡潔なメッセージをピンポイントで伝え、記憶に留まるような訴えなどを検討しているという。
師弟対決
「与野党激突」「保守分裂」、そして「師弟対決」…。県内でも屈指の注目度を誇る神奈川4区に、新たな顔ぶれが加わった。
4区ではすでに、現職で立憲民主党の早稲田夕季氏、自民党の山本朋広氏、元職で無所属の浅尾慶一郎氏、新人で無所属の大西恒樹氏が出馬する意向を表明している。
「もともと、この世界に入るきっかけが浅尾先生でした」と語るように、父が同氏の支援者で、子どもの時から集会の手伝いなどを行っていたという。国士舘大学卒業後、証券会社に入社。「サラリーマン人生を過ごすものだと思っていた」と振り返るが、誘いを受けて浅尾氏の秘書を務めた。その後、「政治や世の中の不満を言うなら、自ら行動して変えることができるプレーヤーになりたい」と、2006年に逗子市議選に初めて出馬し当選。現在4期目16年務めており、これまで副議長などを歴任してきた。
国政については「2、3年前から、横浜市長選に出馬した松沢(成文)先生に出ないかと言われていた」と明かし、「市議をやってきたが、逗子の規模だけでなく、国の立場になって、より多くの人たちを助けることができるチャンスがあるなら生かしたい」と、国政挑戦を決断した理由を話した。
横顔
高谷氏は鎌倉市出身。高校卒業後に逗子市に移り住んだ。
妻と長女(8)、次女(5)の4人家族。ボーイスカウトの経験から、今でもキャンプなどアウトドアに親しみ、愛犬との散歩が日々のリフレッシュという。
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