市民生活の「安全・安心」の面については
これは一番にあげたいくらい。昨年に健康都市宣言を行ったが健康で長生きできることが大事。100歳以上のお年寄りは12月現在では市内に129人。
100歳訪問を実施しているが、健康で長生きできるには安全・安心面の確保が必要となる。そのためにいろんな意味の福祉政策、医療政策などが必要となる。
また、障害をもった人が安全に生活できるのは住んでいるところで勉強できたり、仕事ができたりするのが一番よい。人間の幸せは頼りにされていることだと思うから。
今後の重点課題は
就任4年目を迎えるが、まだまだやり残していることがある。現在、特別養護老人ホームへの入所待ちが約1400人。23年4月にライフタウン、長後地区と辻堂地区に新たな施設がオープンする。あともう1つ造りたいと考えている。
急増している待機児童の問題も深刻。平成20年が38人、21年が144人、22年が287人。23年の1月まではわかっているだけで470人、潜在的待機児を入れると1000人を超える。預けたいけど預けられない、働きたいけど働けない、これは大きな課題だ。
今年は、既存施設の増築、C―X(シークロス)に200人規模の保育園もできるが、それだけでは対応しきれない。家庭的保育や幼稚園の延長保育、認可外保育園に行かざるを得ない人への助成などの施策を充実させていかねばならない。
大きなプロジェクトが続くが、財政は大丈夫か
23年度の予算だけで、概算要求に対して61億円不足している。足りないから削らざるを得ないので、事業の見直しを行う。
松下幸之助さんの言葉に「好況良し、不況なお良し」という言葉がある。こういうときこそ事業の見直しができる。事業仕分けってそういうことだと思う。本当に行政でやらなくてはならない事なのか、行政だけではなく、市民の皆さんと知恵を出していきたい。
見直しには、強いリーダーシップが求められるが
リーダーシップは市民の皆さんと一緒に考えて、工夫していくこと。だから70周年の事業はお金をかけずにできた。葉山市長時代、市制50周年は派手にやった。写真集も作った。山本市長時代の60周年はお金がないから派手にやらなかった。70周年は知恵を出して、お金をかけずにできた。
知恵という面では、企業との協働事業も増えたがこれまで行政は、税金だけで運営してきた。それは間違っていると思う。
だから今回は企業とも連携した。例えばコカ・コーラは知恵を出して、自動販売機に防災情報を流すサイネージをつけた。大変なことだが、それによって少しでも予算が浮き、財政的効果も大きい。全ては知恵次第だと思う。今までやっている事業の見直しも出来るし、部長は市民のところへ出向き知恵を一緒に考える。
ただ、知恵を絞るには61億円は決して小さな数字ではないが
61億円は、困っている要素ではあるが、知恵の出し方でいくらでも、事業費は削減できる。いい例が公民連携だ。市民の目線の市民経営をやっていれば、どんな困難も乗り切れる。財政だってもっと厳しくなっても大丈夫、藤沢は大丈夫。
辻堂周辺道路ネットワークを構築
【C-Xについて】
昨年のLuz、今秋には住友商事の大規模商業施設がオープン予定だが、市南部や茅ヶ崎方面からのアクセス、道路渋滞の対策は
湘南C-Xは、多様な機能を持つ都市拠点として再生を図るため、将来の6つのエリアに分けた土地利用に合わせ、開発フレームを想定して、新たに発生する交通を含めて対応が可能な道路ネットワークを構築している。
一方、進出事業者の施設計画に対しても、湘南C-Xのまちづくりのルールである「まちづくりガイドライン」などに基づき、【1】自動車出入口の設置位置の制限や出入口の分散配置【2】左折イン、左折アウトの徹底【3】駐車場の必要台数の確保【4】特に商業施設については、敷地内に自動車が滞留できる待機待ちスペースの確保【5】適切な交通整理員の配置など、道路交通への影響をできるだけ抑制するように事業者と協議・調整を図っている。
近隣の郊外型のショッピングモールと違い、駅直近の商業施設であることから、電車やバスでの来客も多いと考えている。また、Luz湘南辻堂は既にオープンし、住友商事は11月のオープンと、時期がずれることから、開業時の混乱も比較的少ないと考えている。
今後とも、地域の住民等の交通上の利便の確保を図るために必要な対策について、事業者、警察署や公安委員会との調整を図り、状況に応じて、的確で現実的な対応を図っていきたい。
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