坂東流日本舞踊の藤美会(坂東三輝松会主)の「舞踊会」が5月29日(日)、藤沢市民会館大ホールで開催される。舞踊会では、藤絵流の家元で今年11月に100歳になる藤絵柳菊さんも舞台に立つ。
藤美会は1956(昭和31)年に創立。会員は小学1年生から83歳まで45人。芸歴が長い会員が多く、昨年の「藤沢宿遊行の盆・遊行ばやしコンテスト」では最優秀賞を受賞。5年に1回、藤沢市民会館大ホールで「大ざらい(舞踊会)」を開催している。
今回は藤美会の55周年に、藤絵流創流30周年、同流家元で三輝松さんの母・藤絵柳菊さんの100歳のお祝いをかねて開催。柳菊さんは、端唄「かっぽれ・茄子と南瓜」を踊る。
柳菊さんは1911(明治44)年11月13日、藤沢町(今の藤沢市藤沢)生まれ。父もおばも日本舞踊をたしなむ芸能一家という環境で育った。3歳ごろから日本舞踊を始め、33歳ごろから弟子をとり、本格的に教え始めたという。30年前に新日本舞踊の藤絵流を創流、92歳で一線を退いたが現在でも、藤沢東部地区の敬老会で踊りを披露している。「病気をあまりしたことがない」という柳菊さん。目と耳が遠くなってきているものの、音楽が流れ出すと、体が自然に動き出すという。
三輝松さんは、日本舞踊の魅力を「目線から頭の先まで全神経を使って踊る。踊りを覚え、曲にあわせて踊るのでボケ防止にも若返りにもとてもいい。ご主人を亡くされた方も多いが、気が紛れてよかったと言われる」と話す。「100歳でも踊れる姿を多くの方に見ていただきたい。29日はふじさわ産業フェスタもやっているので、ぜひお越しください」と来場を呼びかけている。
午前10時半開演。終演は午後5時半を予定。柳菊さんは午後2時半頃登場する。入場無料、入退場自由。問い合わせは坂東さん【電話】0466(26)9488へ。
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