7日から始まった藤沢市議会6月定例会に「放射能」に関する陳情が集中した。6月議会に提出された陳情は19件。11件が、藤沢市議会を通じて、藤沢市に対して放射能対策を求めている。
14日に開かれたこども文教常任委員会では、保育の拡充やポリオワクチンの対応、中学校給食に関する案件など10件の陳情のうち、7件が放射能関連。4件が趣旨了承となった。
趣旨了承となったのは、幼稚園、保育園、小学校など、子どもが関係する施設での放射能測定の実施と結果の公開を求める陳情。保育園、学校給食から放射能汚染された食品を極力排除し、内部被曝を最小限にすること、給食に使われている食材の放射能物質測定、測定値の公開を求めた20号案件など。
逆に趣旨不了承となったのは、市内保育園園庭、小学校校庭、公園の表面の土を除去すること、保育園、小学校内菜園の土の入れ替えをするよう求めた19号案件。
13日の厚生環境常任委員会では、ガイガーカウンター(放射線量計測器)を希望する町内会に配布するよう求めた陳情、海水、砂浜の放射線量を週1回程度測り結果の公表を求めた陳情、食品の放射性物質を核種ごとに検査しベクレル数を食品ごとにラベルにつけるよう法制化を求めることなど、放射能について3件が審議され、それぞれ趣旨不了承となった。
また、放射能関連では、浜岡原発の廃炉を政府に要請する意見書提出を求める陳情も提出されている。
一つの団体や一人の市民が、複数の陳情を出すケースが目立った。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
1周年記念しマルシェ開催3月29日 |
|
|
<PR>