放射線セシウムが検出された福島県南相馬市産の牛肉が藤沢市内で流通していた問題で、藤沢市は販売した店名の公開をしない考えを示している。店名については、藤沢市が記者発表した12日以降、翌日の13日までで市民からの問い合わせが約80件寄せられた。
藤沢市保健所では【1】厚生労働省の指針に基づき、牛肉を食べても健康被害が出るとは考えにくい【2】販売店に不適切な点はなく「むしろ被害者」との考えから公表しないとしている。
牛肉の流通については、9日夜7時過ぎに東京都福祉保健局の職員から藤沢市保健所職員あてに流通と放射線検査の調査依頼があり、調査を行った。結果、藤沢市内の販売店で6月3日仕入れた304・5kgのうち市内で73kg、市外に123・9kgが販売され、うち市外分の一部59・6kgは返品が確認されている。107・6kgは販売されず保管されていた。放射能検査については厚生労働省横浜検疫所が行い、放射性ヨウ素は不検出、放射性セシウムは3240ベクレル/kg検出されている。
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