湘南クラブボーイズ(田代栄次監督)から武拓人(ひろと)選手(高浜中3年)が選出されたボーイズリーグ日本代表チーム(JAPAN)が先月11日、福岡で行われた「2011世界少年野球大会」で優勝した。武選手は、決勝戦で優勝決定打となるサヨナラ適時打を放つなどチームに貢献、世界一の立役者の一人となった。
予選リーグ、決勝トーナメントでメキシコや中国、サンディエゴ、アラメダ(アメリカは地域で出場)を撃破したJAPAN。決勝戦は開催地のJAPAN九州選抜との日本対決となった。
試合は点の取り合いとなるも、終盤にはリードを許す苦しい展開。JAPANは最終回の裏に意地を見せ同点に追いつき、勝負は延長戦へ突入した。タイブレーク方式の延長戦は1死満塁の場面からスタート。JAPANは犠飛で1点を失うも、3塁を狙った2塁走者を捕殺し、最小失点で切り抜けることに成功、リズム良く攻撃に移った。
前打者が中前打を放ち同点に追いつき、なおも1死満塁で打席が回ってきた武選手は「自分で決めてやろうという気持ちもあったが、力が入りガチガチだった」と振り返る。「直球狙いで思い切り引っぱることだけ考えた」と、バットを振りぬくと打球は右前へ。サヨナラ適時打となり、優勝が決定、チームに歓喜の輪が広がった。
武選手は大会を通じ遊撃手、右翼手として全5試合に出場。「アメリカやメキシコの選手は体が大きく、パワーもあった。打球も強いものや独特の回転のものも多く守備も気が抜けなかった」と語る。一方で、細かいプレーが得意な日本の持ち味を世界の舞台で強く感じたといい、「これからも基礎を大切に野球をしていきたい」と話した。
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