防災の日の1日、社会福祉法人上村鵠生会(番場定孝理事長)がデイサービスセンター湘南なぎさ荘で初の津波を想定した避難訓練を行った。
当日はデイサービス利用者、職員、ボランティアら30人以上が参加、相模湾沖を震源とする震度6強の地震の発生を想定。けたたましいサイレンとともに緊急地震速報が発令されると、利用者らはボランティアが作成した防災頭巾をかぶり、頭部を保護、スタッフらは浴室やトイレの確認、ブラインドの閉鎖、避難口の確保など、迅速に対応した。揺れの収束後に大津波警報が発令されると、利用者はスタッフとともに玄関前広場へ移動、当初は屋上への避難を予定していたが天候不良のため、急きょ変更となった。
訓練後には利用者との質疑応答が行われ「防災頭巾はすぐに使えるようになっているのか」「移動中に大地震が発生したらどうしたらよいか」などの質問が出された。
同施設は海岸から約1Km、海抜5mに位置し、関東大震災クラスの地震が発生すれば当然、津波の被害も考えられる。
豊田淳子主任は「訓練までに5回以上のリハーサルをスタッフらで行ってきた。初回の訓練としてはまずまず。今後も訓練を重ね、いざという時に備えたい」とした。次回の訓練は9月下旬を予定している。
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