(社)藤沢青年会議所(遠山大介理事長)は4日、時宗総本山遊行寺で「現代寺子屋 藤澤こころ塾」を開催、小学5年生から中学2年生の児童・生徒ら約40人が参加した。
「藤澤こころ塾」は、同青年会議所が地域教育という観点から「古き良き日本人の心」を伝えようと始められ、今回で4回目。「和のこころ」をテーマとして思いやりと助け合いを大切にし、学校では学べない様々な授業に取り組んだ。
開塾式で遠山理事長は「藤沢市に貢献できるような逞しい人間に成長してほしい」とあいさつ。
当日は海老根靖典藤沢市長を招き、「日本人の勤勉」をテーマに講演、震災復興支援やふるさと藤沢の歴史などについて語った。引き続き、同会議所青少年育成委員会の佐藤清崇委員長が「上杉鷹山について」をテーマに指導者のあるべき姿について講演を行った。
昼食前には参加者全員でカッターやヤスリを用いて竹の割り箸作りを体験。日本人の食事のマナー、箸の正しい使い方を学び、一汁三菜の昼食に自ら作成した箸で舌鼓を打った。
粘土を用いたタイル作りでは「和のこころ」「上杉鷹山のようになりたい」など、思い思いの文字を丁寧に刻み込んでいった。このタイルは近日中に加工され、サムエル・コッキング苑に飾られる予定だという。
台風12号の影響で当初の予定を短縮して実施したが、佐藤委員長は「事故もなく無事に終わりホッとしている。講義や実体験を通して、日本人の大人になっていく上での一つの考え方を示せたのではと思う」と話した。
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