藤沢産業センターで10月30日(日)、神奈川県高齢協藤沢地区福祉施設連絡会(川瀬和一代表)主催の第5回「安心した老後を創るために」と題した研修会が開催される。介護の現場をより多くの人に知ってもらおうと、市内高齢者福祉施設での取り組みの事例発表や講演会を行う。
この研修会は当初、介護に携わる人に向けて施設の実践事例の発表を通した情報交換や介護の質の向上などを目的としてきた。現在は一般市民にも門戸を開放、介護の現場の声を直接聞ける場となっている。
今回の研修会では、滋賀県高島市社会福祉協議会法人本部課長・ボランティアセンター長を務め、東日本大震災で被害を受けた福島県で支援活動を行っている井岡仁志氏を招き、講演を行う。また、津波を想定した避難訓練の取り組みについて発表する施設もある。
藤沢市内の7施設が実践事例を発表
1部では横浜国際福祉専門学校の伊東一郎副校長をアドバイザーに招き、市内高齢者福祉施設の取り組み発表を行う。演題と発表施設は以下の通り。
▼「『食べやすいと思って刻んでいたはずなのに…』〜嚥下(えんげ)・咀嚼(そしゃく)能力をアセスメントした『やさしい食事』(片瀬しおさい荘デイサービス)▼「『予約だよ』〜フットケアから学んだこと」(芭蕉苑介護老人福祉施設)▼「『やる気を引き出せ!』〜チーム一丸となっての人材教育」(特別養護老人ホームかりん)▼「『津波避難訓練への取り組み』〜誰一人の命も失わないために」(特別養護老人ホーム鵠生園(こうせいえん))▼「レクリエーションゲームと体操について」(藤沢養護老人ホーム)▼「今日はな〜に?」(藤沢特別養護老人ホーム)▼「『施設で看取るということ』〜大好きなワイン」(グリーンライフ湘南)
支援活動から学ぶ災害時の対応
2部では「災害時の対応を被災地での活動から学ぶ」をテーマに井岡氏が講演を行う。井岡氏は60日以上に渡り福島県で支援活動を行い、現在も継続中だという。
開会は午後1時(受付昼12時半から)で参加は要予約。定員は200人で入場無料。
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