神奈川県立藤沢工科高校(藤沢市今田・木南(きみなみ)郁男校長)で先月29日と30日、第9回藤工祭」が開催され、3年6組の生徒らによる手作り熱気球の打ち上げに成功した。
熱気球は高さ約15m、最大直径は約10mにおよぶ。気球の制作は担任の山縣(やまがた)養一教諭らの指導のもと平日はもちろん土日も返上して行われ、完成までに約2カ月を要した。
カラフルな5色の布を縫い合わせ、「ガンバロウ!日本!藤工祭2011協賛藤工同窓会since2002絆」と記され、「東日本大震災の被災地に元気を」との思いが込められた。
熱気球は安全面を配慮し、無人、係留での打ち上げとなった。初日は強風のためグラウンドから中庭に移動、プロパンガスバーナーで熱を送り、浮かせるテストのみにとどまった。2日目も若干の風は吹いていたが、約10mの打ち上げに成功した。
山縣教諭は「被災地に思いは届いたと思う。生徒たちもとても生き生きしていた。高校生活の良い思い出になったのでは」と感想を述べた。生徒らは「がんばってよかった」「卒業式にもぜひ打ち上げてみたい」などの声が聞かれた。
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