藤沢市は来年4月2日から、資源品目別戸別収集を市全域でスタートさせる。環境事業センターでは現在、収集日程カレンダーを作成中。今年度から実施されている試行エリア(藤沢・鵠沼・辻堂地区の一部)の市民の声などを反映させ、円滑な全市移行を目指す。
来春から実施される戸別収集対象の資源は、「ビン」、「カン・なべ類」、「ペットボトル」、「本・雑誌」、「廃食用油」。指定された曜日に、戸建て住宅は玄関前に、集合住宅などは指定された集積所に出しておけば、無料で回収してくれる。
また、台所や風呂用品、プランター、ビデオケースなどの商品プラスチックも新たに資源品目となり、現在大型ごみとして有料で収集されている衣装ケースやベビーバスなど、50cmを超える商品プラスチックも無料収集の対象となる。
試行エリアを担当している同センター職員は「家の前に出すので、どの世帯が間違ったゴミの出し方をしているか分かる。市民と顔を合わす機会も増え、コミュニケーションがとれるのも大きい」と話す。戸別収集試行エリアでは各家庭に責任感が生まれ、分別率も上がっているという。間違ったゴミの出し方をしている人に、的確に啓発を促せるのも利点だ。
収集コストは、単独で収集するペットボトルなどの経費で年間約2億8000万円増。ただ、ビンや廃食用油の集積所収集経費や資源集積所に配布していた資源容器などの費用が約2億2600万円分削られ、結果5400万円の増加となる。
来年3月上旬には、市全域に区域別収集日程カレンダーを配布。「収集日が変更になる品目もある。混乱のないよう、カレンダーの保管を」と同センターでは呼びかけている。
問合せは藤沢市環境事業センター【電話】0466(87)3912まで。
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