281店舗が集積するテラスモール湘南の総括支配人を務める 佐藤 勝彦さん 江戸川区在住 47歳
愛される施設目指して
○…オープン初日には約12万人が駆けつけた。テープカットの瞬間は「あまりにも慌しくて感傷に浸るどころではなかった」と話す。オープン前の誰もいない空間で一人、「いい施設ができた。感無量だった。本当の勝負はこれからだが」と気を引き締めた。
○…「樹木のように年輪を重ね、地域に愛される施設にしていきたい」。昨年7月に開業準備室長、今年9月に総括支配人となった。東日本大震災の影響で現場事務所の移転延期、建築資材の確保や計画停電など、一時はオープン日の延期も議論したという。「不安はあったが、これからの喜びやドキドキ感が大きかった」。販売促進のチームリーダーも兼務する。「直接現場を見てレスポンスする。全ての情報が自分に入るようになっている」。オーバーワーク気味ながらも、よりよい施設にするための労は惜しまない。来場者の安全・安心を第一に「まだまだ手探りな部分もあるが定期的にイベントも行っていく」。
○…小さい頃から戦車や船に興味があり、防衛大に進学。卒業後は実家の呉服屋を継ぐも、修行で東急百貨店へ。売り場から経営企画室へ異動し、新店や専門店開発、クイーンズスクエア横浜などを手がけた。「晴海トリトンスクエアがどうしてもやりたくて」と99年、住商アーバン開発(株)に転職、現在に至る。趣味は神輿(みこし)とマラソンと多言語。「神輿は年間に10回はかつぐね」とにっこり。初めて走ったフルマラソンが湘南国際、「サブ4とウルトラマラソンにもチャレンジしたい」。現在ではスペイン語や韓国語など7カ国語を操る。趣味も仕事も全力投球だ。
○…「家の次に大切な場所、家族揃ってゆっくり過ごせるような施設にしていきたい」。湘南エリアNo.1を目指すべく11年11月11日、一並びの日にオープンしたテラスモール湘南。自身の目には明るい未来が映し出されている。
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