高校通算71本塁打のスラッガーは強竜打線の一員に―。3球団が競合したプロ野球ドラフト会議を経て、先月13日に晴れて中日ドラゴンズの仲間入りを果たした。湘南クラブボーイズ出身として2人目のプロ選手だ。ユニホームの採寸など新たな舞台への準備は着々と進み、「実感というより、今はやらなきゃいけないという気持ち」と意気込みを見せる。
背番号は31に決定。「憧れの存在」と話すチームメイト・森野将彦選手がかつて付けていた番号だ。プロでは使い慣れた金属バットから木製バットに変わるが、「特に問題には感じない」。日本代表として出場した昨夏のAAA野球選手権でも木製バットで打ちまくり、優勝に貢献、MVPに輝いた。経験が自信を裏付ける。
対戦したい相手に東海大甲府高校の先輩でもある村中恭兵投手(ヤクルト)を挙げる。「実現すれば高校関係者が一番盛り上がるかも」と笑顔。合同自主トレ、キャンプと続いていくが「ケガをしない身体づくりをしたい。一生懸命やるだけ」と実直に語る反面、「自分のスイングができればボールは飛ぶ。飛距離も見てほしい」と力強い言葉も。
藤沢発の若き「昇り竜」が、名古屋で大きなアーチを架ける日が待ち遠しい。
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