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辻堂石材店の若手石職人―高村材(もとき)さん 地域貢献続ける体育会系
「カンカン」という小気味の良い音を鳴らしながら、寸分の狂いなく石にノミが打ち込まれていく。
辻堂石材店で10年以上石職人として働く高村材(もとき)さん(36)は、真面目で丁寧な施工に定評がある。同社の相原聡社長によると、「荒し」の技術、スピードは湘南地区でもトップクラスだという。
「荒し」は昔ながらのノミを使った技法で、1人前になるのに3年はかかるといわれる。石を繋ぎとめる鎹(かすがい)の役割を果たすこの技法は、時間と手間がかかり、全国でも実践している石材店は少数だ。だが、同社ではあえて「荒し」を行い、地震などの災害にも強い墓石を生み出している。
「石は何十年も残るものだし、施主の心にもずっと残るものを作れるのは幸せ」と仕事の魅力を語る高村さん。高校時代は水泳でならし、インターハイにも出場した。その体力を活かし、現在は地域の消防団にも所属。大会で入賞するほどの実績を残す一方、地域貢献として、市民祭りなどのイベントにも積極的に参加している。「祭は子どもが喜ぶ。これからも地元に貢献し、役立っていきたい」。
口数少ない職人気質だが、人懐っこい笑顔から「誠実さ」が伝わってくる。
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