3月15日(木)に研修会を初開催する「藤沢市障がい児者ヘルパー事業所連絡会」の代表 後藤 敦志さん 大庭在住 36歳
まなざし優しく
○…連絡会は発足して2年。藤沢市内23の訪問介護ヘルパー事業所からなる。「『障害』と一口に言っても身体障害、知的障害、精神障害と様々。現場で障害者と触れ合うヘルパーに求められるスキルも複雑になってきている」と語る。近年はうつ病などの精神障害を抱える人が増える傾向にあるといい、「事業所ごとで得意分野もある。情報交換の場を作り、みんなで取り組んでいくことが大切」。
○…昨年4月に連絡会の代表に就任。初開催の研修会を「新たにヘルパーを目指す人や、職を離れている人の現場復帰のきっかけにしてもらえたら」と話す。4月に改正される障害者自立支援法の変更点の理解や、精神障害者ケアのスキル向上も目的としており、「現職ヘルパーはもちろん、一般にも障害者介護に興味を持ってもらう機会になれば」と期待を寄せる。
○…生まれ育った大庭は「自然も多くのどか」。飲食店で料理人として働いた経歴もあり、福祉の世界と7年ほど「二足の草鞋(わらじ)」だった時期も。「自分で食べるよりも食べてもらう方が好き。何でも作るけど得意なのは煮込み料理かな」と笑顔を見せる。昨年10月に結婚。夫人に弁当を作るなど自慢の腕を振るうこともある。「喜んでくれることが嬉しいね」。また、普段は高齢者・障害者を中心とした訪問介護を行う「グループかすみ草」の副代表を務めており、同所に地域の高齢者が集まる「地域いきいきデイサービス」では、クリスマスなどのイベント時に利用者に自作のデザートを振る舞うのだとか。
○…自身も現場で障害児らと触れ合う。心がけるのは「その子がどう育っていくのかということ。社会を体験する手助けができれば」とまなざしは優しい。「ヘルプが必要な人は増えている。横のつながりや地域との連携を意識して活動していきたい」と力を込めた。
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3月29日