海水浴場の水質を調査 汚染度合いが改善
海水浴客でにぎわう夏を前に藤沢市は7日と8日、市内の海水浴場で水質調査を行った。調査したのは、片瀬東浜・片瀬西浜・辻堂海岸の3カ所で、午前と午後の計4回行った。
今回の調査では、【1】ふん便性大腸菌群数、【2】油膜の有無、【3】化学的酸素要求量、【4】透明度、【5】水素イオン濃度、【6】気温、【7】水温、【8】腸管出血性大腸菌O-157の計8項目を調べた。7日午前の速報値によると、5つの項目で基準をクリア。同市環境保全課は「今年も安全に海水浴ができる」と話す。
速報値では、海の汚染度の指標となる化学的酸素要求量(㎎/L)が昨年に比べ約半分ほどに減少。片瀬東浜では2・3から1・7、片瀬西浜では2・8から1・8、辻堂海岸では2・8から1・1と改善した。水素イオン濃度と水温は、昨年と同じ程度だった。
同課は「数値が改善しているのは、海流の影響で、きれいな水が入りこんでいるためで、自然的な要因が大きいようだ」と分析している。
詳細の調査結果は、6月初旬に、神奈川県が公表する予定。
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