母親のルイと赤ちゃん（写真提供・新江ノ島水族館）
新江ノ島水族館（堀由紀子館長）は４日、バンドウイルカの「ルイ」が１日にメスの赤ちゃんを出産したと発表した。飼育員が目視で繁殖行動を確認したオスは、同館の飼育下４世「アテネ」。ＤＮＡ鑑定で父親が「アテネ」と特定された場合、世界で初の飼育下５世の誕生となる。
赤ちゃんイルカの体長は約１３０cm、体重約30kg、母子ともに健康。イルカショースタジアム・メインプール横のブリーディング・プールで元気に泳いでいるという。繁殖行動が確認された「アテネ」は２００４年に同館で誕生した飼育下４世。バンドウイルカの飼育下４世は現在、同館に４頭おり、これらの繁殖例は世界でも同館のみ。
同館広報では「新生児が学術的にも貴重であるため、臍帯血（へその緒の血液）によるＤＮＡ鑑定を行う」と話し、今夏中に確定結果が出るとしている。
同館では赤ちゃんの愛称を８月中に募集、９月に命名式を行う予定だという。
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