藤沢市は先月31日、昨年の市の観光客数が2010年と比べて約23%減の約1194万人だったことを発表した。東日本大震災の影響によるイベントの中止や規模の縮小、夏場の天候不順などを市観光課は要因に挙げている。特に震災直後の昨年3月では「湘南江の島春まつり」が中止になるなど、約65%減少した。
海水浴客の減少も顕著で、約428万人から約29%減少の約301万人。これは悪天候の影響も大きく、片瀬海岸西浜では天候不順による遊泳禁止日数が9日と10年の3倍だった。
一方で、9月以降はほぼ平年並みまで客足は回復。12年に入っても堅調に推移しており、初詣は震災前より約4%、2月のバレンタインアイランドは約18%増加したという。観光課は「今年のGWの様子を見ていると例年通りの賑わいがあったように感じている。よりいっそう観光振興に努めていきたい」と語った。
藤沢市の観光客数は、03年以降は年々増加傾向にあり、10年には初めて1500万人を超えていた。
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