「福島の子どもたちとともに・湘南の会」代表 青柳 節子さん 遠藤在住
子どもの人権 守るため
○…7月22日(日)から3泊4日で、福島県南相馬市の子どもたちを藤沢に招く「ふくしまっ子リフレッシュin湘南」を企画し、代表として精力的に準備を進める。「原発や放射能について学ぶうちに、何かしたいという気持ちが高まっていった」と真剣な面持ち。東日本大震災直後の3月に原発事故に関する学習会を開き、問題意識を持ってきた。「脱原発の署名を集め、行政に働きかけられたのはひとつの成果」と話す。同時に、福島の人々を直接支援したい想いもあった。
○…去年から続けている学習会で、「こどもふくしま緊急支援チーム」の須藤百合子さんと出会った。高い放射線量のため外遊びができず、ストレスを抱えた子どもたちを他地域に招くボランティア活動を知り、湘南での開催を企画。「江の島周辺の海岸で思い切り遊んだり、市内の子どもたちとの交流会を楽しんでもらいたい。緑と潮風の街・藤沢で、心身ともにリフレッシュしてもらえたら」と「ふくしまっ子」たちへの想いを語る。
○…2歳の頃に藤沢へ。藤沢小から鵠沼中を経て、津田塾大学を卒業。システムエンジニアやコンピュータ入門書の執筆などの後、数学の非常勤教諭となる。「理系なので、環境ホルモンなどの有害物質での環境悪化に対して特に関心と問題意識があった」と話し、仕事と市民団体の活動を両立させてきた。
○…忙しい日々を過ごすが、25年以上に渡って生け花を続けている。「全てを忘れてリラックスできる。鎌倉の教室へ向かう国道134号を毎週車で走るのも大好き」と朗らかに笑う。道々のどこが好きか、と話すうちに「藤沢は本当にいいところ。言葉にすると改めて魅力に気づく」。その藤沢に招いて「福島の子どもたちの脅かされている人権を守りたい」と繰り返す顔は穏やかで、しかし力強さに満ちていた。
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