翔陵高1年生 崎山さんが特選に 「初夏」の風景切り取る
藤沢翔陵高校(篠原充校長)写真部の崎山敏英さん(1年生)の作品「初夏」がこのほど、神奈川県高等学校写真連盟主催の「鎌倉・江ノ島撮影会写真コンテスト」で特選に選ばれた。13日には日本丸訓練センターで表彰式が行われた。
特選受賞作「初夏」は、鎌倉の小町通りの風景をコンパクトデジタルカメラで撮影したスナップ写真。クーラーボックスで冷えたビールと涼しげな意匠のコントラストが、爽やかに夏の訪れを告げている。
「無心」が呼んだ受賞
本格的に写真を始めたのは高校に入学してからという崎山さん。「初心者の自分が受賞できるなんて思わなかった。無心で撮影したのが良かったのかも」と驚きとともに喜びを話す。子どもの頃から風景などの絵を描くことが趣味で、「絵と写真は似ている部分が多くある。これからは撮影技術をしっかりと身に付けて風景写真を多く撮っていきたい」と語った。
写真部顧問の高塚英樹教諭は「おとなしい生徒だが、目の付け所にセンスの良さを感じる。上級生の部員たちにも励みとなる受賞となった」と話した。
同部は現在9人で、崎山さんは唯一の1年生部員。部員同士で撮影のアドバイスをしながら写真を撮っているという。
今回で39回目となった同コンテストでは、5月27日と6月2日の2日間の日程で神奈川県内56校の写真部員が鎌倉と江の島を会場に撮影会を実施。今回はカラー、モノクロ合わせて過去最多の1162作品が集まった。6月27日の審査会で推薦1点、特選11点、入選15点、佳作58点が選ばれた。市内の高校からは崎山さんが唯一の受賞。
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