コーヒーで復興支援 売上げの25%を福島へ
東日本大震災から1年半、藤沢駅近くのカフェ・グリーンチップ(鵠沼橘・石井敏仁オーナー)が24日から、継続的な復興支援を目的としたコーヒーの販売を始めた。売上げの25%を被災地の福島県に寄付する。
コーヒー専門店として創業4年となる同店。このコーヒーの販売は、石井オーナーが大震災から月日が経過するほど支援の数が減っている現状を何とかしたいという思いで企画した。
「被災地の復興には何十年もの長い時間が必要だと思う。少しずつでも、長く継続できる支援をしたい」と石井オーナーは話す。 販売しているコーヒーは、福島県いわき好間村(現・いわき市)の出身で、昭和30年にブラジルに渡り農園を開いた下坂匡(しもさかただし)さんのブランド「カルモシモサカ」という豆を使ったもの。アイスコーヒーで商品名は「東五郎」。下坂さんの父の名が商品名になっていて、故郷福島の人々に飲んでほしいと作った、完熟の豆を使っている。北海道の湧き水を使用した無糖コーヒー。
販売は、1リットルのペットボトルで、価格は580円。1本あたり145円を寄付することになる。
石井オーナーは「福島への想いが詰まったコーヒー。美味しいので多くの人に飲んで欲しい」と語った。支援金は半年に1度ほど被災地へ送る予定だという。
下坂さんは、現在、140万本のコーヒーの木を有する農園を営んでいる。コーヒーの品質はブラジル国内で最高級との評価を受け1986年には、日本より勲五等瑞宝賞を受賞した。
商品に関する問い合わせは、同店【電話】0466・28・4886へ。
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