海水浴客が25%増加 自粛ムード薄れ回復
藤沢市は9月26日、今夏の海水浴客数が375万7900人で、昨年と比べ約25%増加したと発表した。この数字は、7月から8月の間で片瀬海岸東浜、片瀬海岸西浜、辻堂の市内3海水浴場を訪れた人出をまとめたもの。
昨年は、東日本大震災を受け自粛ムードが広がり、イベントの中止や天候不順なども重なった。海水浴客数は大きく減少し、それまで5年連続で続いていた400万人を超える人出を下回り、301万4180人に留まった。
市観光課は今年の海水浴客の増加について「震災の影響が薄れてきたこと、好天が続いたことが大きい。客足は回復傾向を見せている」と分析している。月別の客数では、7月が102万6120人(27%増)、8月が273万1780人(24%増)。これについて「7月上旬から中旬にかけて気温が25℃以下の日が多く、やや伸び悩んだが、8月に入り天候や気温が安定し客足も伸び始めた」としている。また、納涼花火大会や江の島灯篭などイベントの再開、マイアミビーチショーの宣伝効果なども客足を伸ばす要因の一つに挙げた。
江の島も客足伸びる
江の島島内の観光施設の観光客数も前年と比べ増加している。7月と8月をあわせた観光客数の比較で、サムエル・コッキング苑が19%増。江の島岩屋は、25%増になった。
同課は「夏の海水浴客にかぎらず、今後も多くの方に藤沢に来てもらえるように努力をしていきたい」と話した。
なお、市がまとめた過去5年間の海水浴客数は、2007年が433万4300人、08年が407万6790人、09年が423万1920人、10年が428万4230人、11年が301万4180人となっている。
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