11/18にシングル「ランララン」でインディーズデビューした「ゴメンズ×スマンズ」の 坂田 建二さん 本町在住 27歳
ありのままを歌に乗せて
○…大学時代の同級生、露木希来(まりく)さんと音楽ユニット「ゴメンズ×スマンズ」を結成して5年。初ライブは藤沢南口のライブハウス「トップス」だった。湘南台おたのしみ市やファンタジアなど、藤沢と露木さんの地元・小田原を拠点に音楽活動を展開。開成南小(開成町・2010年度開校)の校歌の一般公募に応募した作品が見事校歌に選ばれたことも。10年には小田原で自主企画イベント「1000人ライブ」を成功させるなど、活動の場を着実に広げてきた。
○…「僕はツイていないと思うと/不思議と嫌なことばかり起きる/僕はツイてると思えば/信じた想いが奇跡を起こす―」。デビューシングル「ランララン」はポジティブな力強い肯定のメッセージを乗せた、ポップス調の軽快な曲。しかし意外にも「辛かった経験からできた詞」なのだという。「1000人ライブの準備が滞ってネガティブになった時期があって。そんな時、背中を押してくれた仲間の存在に『一人じゃないんだ』と本当に勇気をもらえたんです。だから今度は自分が歌で悩んでいる人に寄り添いたいと書いた曲です」。実体験に基づいた真っ直ぐな詞だからこそ、聞き手の心に響くのだろう。
○…本町小、藤沢一中、藤嶺学園高校、専修大学出身。代表曲「蜜蜂の夏」では、江の島やサンパール広場の情景が登場するなど、藤沢への愛着は人一倍だ。曲作りに行き詰まると海まで自転車を走らせることもあるとか。気晴らしに出かけた時にかえって良い曲が浮かぶことが多く、常に携帯するICレコーダーが活躍する。「自分たちの飾らない『ありのまま』が、聞いてくれる人の元気や笑顔の素になってくれたら。いつか藤沢市民会館でワンマンライブをやりたいですね」と目を輝かせた。
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