感染性胃腸炎 流行の恐れ 患者数が急激に増加
ノロウィルスなどの感染性胃腸炎の発生が、藤沢市でも急激に増加している。感染者の数は国が定める警報レベルに達し、さらなる増加が懸念されている。市では、手洗いの徹底や予防法の周知を呼びかけている。
藤沢市保健予防課によると、市内9カ所の小児科で確認された11月26日から12月2日までの感染性胃腸炎の平均患者数は22・89人で、前週の9・78人に対し倍以上増加した。
この患者数は、厚生労働省が定める「大きな流行の発生・継続が疑われる」という警報レベル(平均患者数20人)を超えている。原因について、同課は「変種のウィルスが出ているという話もあるが、はっきりとはわからない」という。
例年、同胃腸炎は12月後半にピークを迎える。過去2年間の記録は、昨年の同週が6・67人、12月のピークで15・67人、一昨年は同週が11・44人、ピークは17・78人。ピーク時でも警報レベルには達しておらず、今年は、急激な患者数の増加から更なる感染拡大が予想される。市では、集団感染が心配される高齢者施設や保育所・幼稚園、小・中学校に注意を促すとともに、ホームページでも対策や予防を呼びかけている。
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