みずほ銀行鵠沼支店の職員が12月25日、藤沢警察署から感謝状を受けた。これは振り込め詐欺被害阻止の功労に対し贈られたもの。
被害者は藤沢市本鵠沼在住の79歳女性。12月13日午後2時ごろ同支店を訪れ、預金から300万円の高額現金を下ろそうとしたため、窓口業務の女性職員が不審に感じ、声をかけた。女性は「家のローンが残っている」と答えたが、状況から振り込め詐欺を疑い職員が警察に通報した。
警察官が事情を聞くと、女性宅に「通帳の入った鞄を落とした。今日中にお金を振込まなければならないので立て替えてくれないか」という息子を装った電話がかかってきていた。また、「荷物は明日お宅に届く予定です」と話す落し物係を装った別の犯人もいるなど周到な手口であった。
実際にこの女性の息子に確認をとると、通帳紛失の事実がないことが明らかになり、同支店の働きで詐欺被害を防いだもの。
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