4月から藤沢市市民活動推進センターのセンター長に就任する 細矢 岳彦さん 藤沢在住 31歳
欠かせない まちの黒子に
○…NPOなどの公益的市民活動の推進を応援する公設民営施設として2001年に開設。2代目センター長としてバトンを受ける。目指すのは老若男女誰でも気軽に足を運べるセンター。現在は464団体が登録(3月13日時点)しており、「特に若い人が活発に利用してくれたら。自立化を支援して一つでも多くの団体に巣立っていってもらいたい」。縁の下から市民活動団体を支える。
○…センターでは、団体間のマッチングやコンサルティングなどの支援をするが「黒子(くろこ)的なのが理想」。センターの「NPO交流サロン」で団体同士のつながりができたり、ボランティア参加者が増えたという話を聞いた時には「心の中で小さくガッツポーズする感じかな。団体にとってプラスになることが自分のやりがい」と目を細める。好きな言葉は「無功徳(むくどく)」だ。
○…聖園(みその)幼稚園、藤沢小、藤沢一中、藤嶺藤沢高と進んだ「藤沢っ子」。高3の時に藤沢市青少年協会(現・藤沢市みらい創造財団)の海外派遣事業に参加したことをきっかけに、ボランティア活動に興味を持った。産業能率大在学中にも同協会の、国際交流やストリートダンスなどのイベント運営に携わった。「喜ぶ顔が見たい一心でみんなで企画を考えて。いま思えば自分の原点かもしれません」。大学卒業後は市臨時職員などを経てNPO法人国際ボランティア事業団(東京都)に勤務。藤沢市市民活動推進センターを指定管理する藤沢市市民活動推進連絡会の職員となったのは08年のこと。
○…ライトノベルなどのサブカル好きで「作品に登場する『聖地』を探して現地に赴くのも面白い。作中と同じ構図を写真に収めたりね」と笑う。他にも中型バイクに乗ったり、バンドのドラマーという一面も。「何事もフットワーク軽く、熱意を持って楽しみたいですね」と語った。
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