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藤沢版 公開:2013年3月15日 エリアトップへ

鵠沼海岸商店街 災害備え炊き出し訓練 秋田NPOや自治会が協力

社会

公開:2013年3月15日

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 鵠沼海岸商店街(齋藤光久理事長)は3月11日、三浦藤沢信用金庫鵠沼支店駐車場で災害時炊き出し訓練を行った。2012年10月に防災協定を結んだ「ふじさと元気塾(秋田県)」も参加して行われた訓練は、共催の鵠沼市民センターのほか、鵠沼海岸中央町内会、鵠沼海岸2丁目自治会など近隣の町内会も協力した。

 訓練は神奈川と東京の都県境で首都圏直下型地震が発生、ライフラインや道路が寸断し、けが人が多数出ている想定で行われた。齋藤理事長の号令で炊き出し準備を開始、場所を設営し、午後5時ごろから調理をスタート。1時間で200食を目標に、秋田から運搬してきた「きりたんぽ」が入った汁物をつくっていった。

 午後6時から通行人などにきりたんぽ汁を配布。下校途中の中高生や、仕事帰りのサラリーマン、家族連れなど多くの人が足を止め、「炊き出し訓練です。あったまるので食べて行ってください」の声に器を受け取っていた。また、炊き出しのテントには義援金の募金箱も設置され、多くの人が積極的に寄付をする姿が見られた。

 汁物を食べた部活帰りの高校生の一団は「おいしかった」「身体があたたまった」と話していた。

 齋藤理事長は「いざという時に頼ってもらえる商店街であるために日頃の備えが大切。地域とつながるきっかけにもなるので、今後もこうした訓練を継続していけたら」と話した。

 ふじさと元気塾の藤原弘章理事長は「行政、商店街、町内会の3者が取り組んでいるのは意義深い。鵠沼海岸と秋田、双方向の交流を深めていきたい」と語った。

 11年3月11日の東日本大震災直後には、同商店街にも多くの人が食料の買出しに訪れ、商品不足になった店舗も多くあったという。同商店街では高齢者や子どもなど、災害時に「弱い立場」になりやすい人たちに公平に食料を配布するためには炊き出しが有効と考え、6年前から訓練を実施しており、今回で7回目。

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