(株)藤沢神奈交バスは、7月1日から善行地区に新たなバス路線を導入、運行を開始している。
新設されたのは、藤沢石川線沿いに設置された「善行団地西」と「善行坂北」、「善行坂南」の3つのバス停。2009年4月に全線開通となった藤沢石川線には、バス路線がなく、地域住民から新設のニーズの声があがっていたという。
3つのバス停は、善行団地線(善05・06系統)のルートに組み込まれる。善行団地線はこれまで、善行駅と善行団地を行き来するルートだったが、循環路線となり、善行駅を基準に、午前(始発から正午台)、午後(1時台から終車)にルート変更となった(図参照)。ピーク時の朝7時には9本、1日約100本運行される。
善行団地の住民向けに「善行二丁目坂上」も設置された。
市民病院を経由 診療時間帯が中心
藤沢駅〜善行駅線(藤46系統)と荏原工業団地線(藤45系統)には「藤沢市民病院経由」を新設。市民病院の診療時間帯を中心に、一部の便が経由する。
バス路線を新設したきっかけは、2010年に開始した善行地区の地域住民による「高齢者等移動支援」の取組み。同地区の起伏に富んだ地形は、高齢者や子育て世代にとって厳しい環境であることから、支援活動が始まった。
「市民の足になるためにはどうしたら」という話し合いを重ね、12年から3回に渡り、自主運行ワゴン「のりあい善行」の試験運行を実施。バスでは入れない道や、急な坂道にも対応した。藤沢市都市計画課によると、今後ののりあい善行の運行は調整中という。
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