ウィンブルドンで快進撃 近藤乳業(株)の青山選手
近藤乳業(株)(藤沢市川名)所属のプロテニスプレーヤー・青山修子選手(25)が、ウィンブルドン女子ダブルスでベスト4進出を果たした。日本人選手としては6年ぶりで、ニューヒロインの誕生に注目が集まっている。
青山選手は、これまでテニスのグランドスラム大会のシングルス出場経験はなく、ダブルスでも目立った活躍はなかった。「テニスの聖地」と呼ばれるウィンブルドンでベスト4進出は、無名選手の快進撃となった。「正直言ってまだ実感がない。私よりも周りの方が喜んでいるので、それを見ると嬉しい」と感想を話す。
ペアを組んだのは、南アフリカのシャネル・シェパーズ選手。初めて組んだペアだった。1回戦は第9シードの実力選手が相手。「まずは、1回戦を勝つことが目標」と挑んだ試合をフルセットで競り勝ち、2人は勢いに乗った。
ベスト4までの4試合は、全てフルセット勝ち。試合を重ねるごとにコンビの息もかみ合い、勝負強いプレーで勝ち進んだ。青山選手も「ファイナルセットの競っている中で、大切なポイントを積極的に取りにいけた。躊躇することなくプレーできた」と積極性を勝因に挙げた。
快進撃は惜しくもベスト4で幕を閉じる。だが「一方的にやられたわけではなく、チャンスもあった。もっとできたのではないか」と青山選手は振り返る。「これからは、さらに実力をつけ、優勝することを目標にしたい」と抱負を語った。
9歳で本格的にテニスを始めた青山選手。日大三高、早稲田大学に進学。ダブルスで頭角を現し、これまでツアー2勝をしている。身長は154cmと小柄だが、読みの鋭いネットプレーを得意としている。7月19日に渡米し、レキシントン、ワシントン、などで連戦をこなし、8月26日から開かれる「USオープン」に臨む予定。
ウィンブルドンで共に戦ったシェパーズ選手とペアを組むかは決まっていないが、さらなる飛躍に期待がかかる。
|
|
|
|
|
|