藤沢市は7月20日、「手足口病」の感染症警報を発令した。
手足口病とは、口の中や手足などに水泡性の発疹が出るウイルス性の感染症。藤沢市では6月中旬より患者数が増加し、第27週(7月1日から7日まで)の発生状況が1定点あたり6・11人となり、感染症発生動向調査の警報・注意報発生システムの警報値(定点あたり5人)を超えた。
第28週(7月8日から14日まで)の発生状況は、市内9カ所の小児科から104人の感染が報告され、1定点あたり11・56人に増加。神奈川県全域では、定点あたり7・69人となっており、藤沢市の数値が高いことがわかる。
手足口病の潜伏期間は3、4日程度。大部分は発疹のみの軽い疾患で特別な治療は必要ないが、口の中の発疹が痛みを伴う場合、経口摂取ができなくなり、脱水症状を起こす場合もあるという。
市保健予防課では「手足口病のワクチン(予防接種)はないので、排泄物に対する注意と、手洗いの励行が感染予防として必要」と話している。
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