光化学スモッグ 注意報が増加 梅雨明け早く 7月で6回
光化学スモッグ注意報の発令件数が、今夏増えている。湘南地域の7月の発令件数は6回。過去5年間の同月の発令件数平均は1回なので、ここ最近にはない回数に及んでいる。
藤沢市環境保全課は、増加の原因を「今年は梅雨明けが早く、その後暑い日が続き、風が弱い日も多く、光化学スモッグが発生しやすい気象条件が続いた」としている。これまで、被害届は出ていないが、市では適切な対応がとれるように注意を呼びかけている。
光化学スモッグは、特に気温が高く風が弱い日に発生しやすい。光化学オキシダントと呼ばれる化学物質の濃度が高くなり、頭痛や息苦しさ、目がチカチカするなどの症状を及ぼす。主な予防対策は、屋外で激しい運動をしないこと、屋内では外の空気を入れないこと、外にいる場合は日陰で休むことなど。
注意報は、藤沢市を含む5市4町を湘南地域として発令されている。今後の発生状況について、「気象条件次第なので、予測することができない」と同課は話している。
神奈川県全体では、昨年の発令回数は5回。それに対し今年は7月までで9回発令されている。
最新情報の確認は、テレホンサービス(【電話】0463・24・3322)またインターネット(パソコンhttp://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/haturei/、携帯http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/i/)で確認することができる。
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