藤沢市が行っている「平和学習事業」に参加した子どもたちの報告会が8月23日、市役所第3庁舎で行われた。発表したのは、8月5日から7日まで広島県を訪れた小学生6人と、7日から10日まで長崎県へ行っていた小学生から高校生までの児童・生徒27人。
子どもたちは広島、長崎滞在中に、原爆資料館の見学や平和祈念式典への参列、被爆跡のフィールドワークや青少年ピースフォーラムなどを体験。報告会ではそれぞれの班に分かれ、事業で学んだことを元に「核兵器をなくすためには」「自分たちにできることは何か」といったテーマで考えを語った。
発表の中では「被爆した語り部に火傷の跡を見せてもらい、話を聞き涙が止まらなかった」「被害者のためにも平和の大切さを広めたい」など、戦争と原爆の爪跡を目の当たりにして感じたことを率直に話していた。
発表の後には、鈴木恒夫藤沢市長が講評。「体験を通して様々なことを学んだことが伝わった。戦争や核兵器のない世界を目指す思いはみな同じなので、この経験を生かして今後も平和への取り組みを」と語り、参加した一人ひとりに「平和学習修了証」を手渡した。
同事業では、市が核兵器の恐ろしさや平和の尊さを伝えるために、毎年市内在住・在学の児童と生徒から公募し、広島市と長崎市に派遣している。
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