終末期医療に強い関心 医療の集いに300人超
「第8回藤沢の医療を考える集い」が11月27日、藤沢市民会館小ホールで開かれ、300人を超える人々が訪れた。
これは、藤沢市医師会(武内鉄夫会長)が主催したもの。市民の関心を集めている話題を医師が講演するもので、2013年は「終末期医療」をテーマに看取りについて開かれた。また、ゲストに東京大学大学院客員研究員の箕岡真子氏を招き、特別講演も開かれた。
当日は、「在宅での看取り」「病院での看取り」「訪問看護師から見た看取り」の3つの演題を、それぞれの専門家が講演。体験談を交えながら、病院や在宅での看取りのメリットとデメリット、がんや認知症などになった場合を詳しく説明した。
高齢化社会に向けて藤沢市医師会 武内会長に聞く
―「終末期医療」というテーマは、多くの市民が関心がある話題と感じました
少し重い演題でしたが、多くの方に来場していただきました。高齢化社会と呼ばれる時代、一人ひとりが心配や不安を胸に持っているのだと感じています。
―体験談を交えての話が好評だったようです
在宅、病院、看護の3つの立場で話しました。最期をどんな形で迎えたいのか。実際の体験談が市民の皆様の疑問のお答えになれば嬉しく思います。
―高齢化社会に向け、藤沢市での取り組みを教えてください
在宅医療に対するニーズは高まっています。状態や症状によって在宅での療養が難しい場合は療養型病院が中心的な役割を担いますが、医療・介護関連の業種の壁を越えた連携が重要です。看取りを含め在宅医療は医師会が取り組む最重要課題と考えます。在宅医療連携拠点づくり、協働研修実施による人材育成など、藤沢市と医師会が協力し合って取り組んでいきます。
|
御所見でスマホ相談4月23日 |
|
|
|
|