村岡・藤沢地区に神奈川中央交通(株)の新しいバス路線(柄沢線)が新設され、1月14日から運行が始まった。新路線は藤沢駅北口から柄沢区画整理区域を循環する路線(藤60系統)と同区域から大船駅方面に向かう路線(船30系統)の2路線。今回新たに8カ所のバス停が設置され、人口が増加した同地区周辺住民の交通利便性の向上を図る。
「藤60系統」は、藤沢駅北口から村岡トンネルを通り、柄沢橋方面へ北上。柄沢、慈眼寺、藤が岡中学校前など、柄沢区画整理土地区域に新設されたバス停を循環し、藤沢駅北口を目指す路線。「船30系統」は柄沢停留所を起点に慈眼寺から渡内へと向かい、岡本を経由し、大船駅西口へと向かうルート。藤60系統は、朝や夕方の通勤通学などで混み合う時間帯に20分間隔、昼間は約40分ごとに運行。船30系統は、平日の朝に4便運行される。
柄沢地区は、1986年に始まった区画整理により人口が増加。新路線が出来る以前、住民たちは近隣のバス停を利用しており、路線新設の要望が上がっていた。市は、こうした住民のニーズを受けて2006年頃、神奈川中央交通(株)に路線誘致を開始。13年、新路線運行が正式に決定した。市は走行環境の整備やバス購入費の補助などの支援を行う「地域提案型バス」の導入に取り組んでおり、今回は道路やガードレールなど走行環境の整備を中心に行った。地域提案型バスの導入は13年7月の善行循環線に続き13路線目となる。
市都市計画課は「以前から要望が多かったが、新設まで長い歳月がかかってしまった。今後の路線維持のためにも、積極的に利用してもらえれば」と話した。
記念式典で試乗
運用開始となった14日には、柄沢中央町内会館で記念式典が開かれ、地域住民や関係者らが開通を祝った。式典の後に記念乗車を行い、柄沢バス停から藤沢駅までを往復した。村岡地区自治町内会連合会の渡場清治会長は「バスが住民の生活の足として活用されることで、地域の活性化にも繋がってほしい」と話した。
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