藤沢市消防本部は1月6日、2013年の「火災と救急の状況」を発表した。救急出動件数は前年に比べて489件増加の2万1645件となり過去最多を記録。火災件数は前年に比べて4件増加の110件だった。
救急の状況
2013年の救急出動件数は2万1645件で過去最多。09年以降、増加が続いている。
主な事故種別では、急病が最も多く1万4055件で前年より474件増加、全体の65%を占めている。次いで一般負傷が3139件で39件減少した一方、12年まで減少していた交通事故は1970件で、63件の増加に転じた。
熱中症による救急搬送は142人で、前年から32人の増加。傷病程度別では、軽傷が71人、中等症が66人、重病が5人だった。
救急救命課では「救急需要は人口の増加に比例している」とし、「重症者の割合が小幅に増加していることから、症状が重くなってから救急車を要請する割合が増えている。体に異常を感じたときは早めに医療機関を受診するように」と呼びかけている。
消防局では救命率の向上を目指し、13年8月に「救急ワークステーション」の運用を開始。市民病院の医師が救急車に同乗し、より高度な救急活動を行っている。
火災の状況
13年の火災件数は110件。火災の種別では建物火災が63件で全体の半数以上を占めている。火災による死者は4人で1人減少、負傷者は19人で6人減少した。
出火原因別では、放火(疑い含む)が最も多く30件で、次いでこんろ16件、たばこ9件となり、上位を占める原因は前年同様となった。
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