白旗神社で「鬼は外」 市民有志が集い初の節分行事
「ふじさわ子ども豆まき」が2月3日(月)、白旗神社境内で初めて開かれる。市内から集まった有志が実行委員を務め、昔から地域コミュニティの中心であった神社境内で、子どもたちに伝統行事を継承するとともに、交流を深めようと企画された。
「毎年、神社やお寺で年男・年女が豆をまき、来場者が拾う行事はよく目にする。今回の子ども豆まきは、拾うのではなく子どもがメインで豆をまくことで、伝統文化を肌で感じてほしい」と、同神社の鈴木大次宮司は話す。当日は、節分の由来を語り、お祓いやお参りも実施し、その大切さと楽しさを伝えていく。
主催のふじさわ子ども豆まき実行委員会(三觜隆嗣委員長)は、藤沢市と市民活動推進センターが協働運営する市民電子会議室(こみゅっと藤沢)での投稿をきっかけにして立ち上った団体だ。
「こみゅっと藤沢」は、地域の話題や行政の課題などを自由に市民が投稿し、意見や情報交換する場として使われているサイト。そこでの「神社は地域のコミュニティの中心だった」という話題が、今回の企画に繋がった。フェイスブックなどのSNSで協力を呼びかけると、藤沢市全域から賛同者が集まり、実行委員の数は40人以上になった。同センターでサイトを管理している桜井光さんは「協働事業になって3年になるが、こうした動きは初めて。市民からやりましょうと声があがった企画なので盛り上げたい」と意気込む。
豆まきは、午前11時、午後2時、3時30分の3回(受付はそれぞれ30分前から)。参加は無料。対象は小学生までの子どもで、各回先着100人。11時の回には藤沢市在住のプロレスラー諏訪魔さん(全日本プロレス)が登場し、鬼役を演じる。
鈴木宮司は「白旗神社の長い歴史のなかでも、豆まきは初めての試み。子どもたちの思い出にずっと残り続けるようなものにしたい」と話した。
問い合わせは、同実行委員会【電話】0466・22・9210(9時から5時)。中止の場合は【URL】https://www.facebook.com/kodomoma
memakiから。
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