2013年度神奈川県教育委員会表彰の「県立学校の児童・生徒表彰」を受賞。県は、バスケットボールの成績はもちろん、校内や学校周辺の清掃活動でも地域に貢献している点や、常に明るく礼儀正しいあいさつを励行している点を評価した。
岸田優希顧問の指導方針は、「バスケットボールを通じて、人との出会いや繋がりを養う」こと。特に大会に出場した時は、試合結果に一喜一憂するだけの自己満足で終わらせず、応援してくれた観客や、練習を支えてくれた家族のことを意識するよう指導している。その甲斐あってか、前部長の見上奈緒さん(3年)は、「清掃活動は、自主的に週1回朝に行っているもので、部活動の一環。しかし周りの人たちへの感謝の気持ちから、部員全員が積極的に参加している」と話す。
同部の特徴は、藤沢工科高校唯一の女子部であること。同校の女子生徒数が全体の約3割と少ないこともあり、部員数は10人と小規模だ。必然的に男子バスケ部との合同練習が多くなるが、部員たちは「パワーやスピードで不利な分、体格の良い相手を想定した効果的な練習になる」と前向きにとらえる。
また少人数だけに部員同士の絆も強い。5対5で行うスポーツのため、ケガなどで一人欠けるだけでも試合形式の練習はできなくなる。見上さんは「正直、個人にかかるプレッシャーは大きい」と吐露するも、「その分、部員全員に『チームのために』という責任感が身についたし、各メンバーのことをしっかり考え、互いに気持ちを汲みとれるようになったと思う」と語った。
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