商店街彩る子ども五行歌 辻堂駅南口の歩道で展示
「子どもたちの素直な思いを書いた五行歌を読みに来てほしい」と小林理事長（左）と実川代表
ねこのかぶちゃんが
かわいいから
えほんをよんであげた
よろこんだ
しっぽパタパタ
明治小１年 まつもと もこ
明治地区で活動する「五行歌でふれあい実行委員会」（実川榮代表）は、辻堂駅南口の湘南銀座商店街振興組合（小林準一郎理事長）の協力の下、８カ所の掲示板で「ジュニア五行歌」を展示している。掲示されているのは、明治小・中、羽鳥小・中、八松小の子どもたちが、２０１３年の夏休みの課題で詠んだ１５７０首から選ばれた１２０首。小学生の71首は２月22日（土）まで、23日（日）から３月16日（日）までは中学生の49首を楽しむことができる。
五行歌とは、自分の思いを、五行で表現する詩歌。短歌や俳句のように、文字数や季語の制約は無い。同地区では02年から、五行歌を通じて、友人や家族、地域住民と心を通わせてほしいと、学校・家庭・地域の三者連携推進事業として活動を行ってきた。
「近年の子どもたちは、陰口やネットでの心無い言葉に傷つくこともある。喜びや苦しみ、夢などを素直に五行歌に書くことで、自分を解放できると思った」と発案者の実川さん。歌は公民館での展示のほか、歌集にまとめられて発表され、「この子はこんなことを思っていたんだ」と感激する家族や教諭も多いという。
今回の展示は、「発表の場を提供して」との提案を同商店街が快諾したことで実現。小林理事長は「五行歌でお客さんとの会話が弾んだり、気持ちが明るくなる。ぜひ見に来て」と話す。
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