自然の風景 ガラスで表現 ノグチミエコさん作品展
藤沢市菖蒲沢に工房を構えるガラス工芸家、ノグチミエコさんの作品展が4月2日(水)から8日(火)まで、さいか屋藤沢店5階で開かれる。入場無料。
作品展には、「蒼の風景」をテーマに宇宙や波、海といった題材をガラスで表現したオブジェや器など、新作50点が並ぶ。また、本格的な制作活動を始めて10年の節目となることから、これまでに創作した代表作品も展示される。
武蔵野美術大学短期大学部でガラス工芸を学び、横濱硝子に入社。2004年に藤沢市に自身の工房「フュージョンファクトリー」を設立した。「持ち帰れない風景」を創作テーマに銀河や波しぶき、富士山などの風景をガラスで表現。繊細さとダイナミックさを併せ持つ作品は評価が高い。
ノグチさんは、溶解したガラスを竿から息を吹き込み成形する、吹きガラス技術で作品を創り出す。制作は、試作を重ね綿密な計画を立てるが、本番は短時間で一気に仕上げる。一瞬の誤差が出来栄えを大きく左右するだけに、大きなものは、助手への合図や指示など大きな声が工房中に飛び交うという。「現場はイメージと違い体育会系。吹きガラスのスピード感が自分に合っている」とノグチさん。作品展では、創作風景もビデオで上映する予定。
神秘性が魅力
「透き通っていて神秘性があるところに魅かれる」という。中学生の時に見に行ったガラス細工の展覧会でその魅力の虜になった。ノグチさんは「作品展には気軽に足を運んでほしい。私が感動したように、子どもたちが来てくれると嬉しい」と話した。問い合わせは、(株)野口硝子【電話】0466・47・1144へ。
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